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宇三九斎新録
by 宇三九斎
宇三九斎
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日本語再発見:平等

 09/10/04 18:24

「平等」という語形をさかのぼると,これまた仏教語にいきつきます。宇治平等院のサイトにあるFAQによると,「仏はすべての人を救済するから平等院と名付けられた」みたいなことが書いてあります。宇治平等院は現在,天台宗と浄土宗で共同管理しているそうですが,浄土宗の開祖・法然も当初,比叡山で学び,浄土真宗の開祖・親鸞も比叡山で20年学んだあと法然の門弟になったので,天台宗と浄土宗は浅からぬ縁があります。親鸞の「悪人正機説」は,平等原理主義ですよね。
この語形にegalitéの持つ世俗的・社会的意味が訳語として上書きされました。仏教語としての「平等」は,「差別〔仏教語ではシャベツ,世俗的意味ではサベツと読む〕」の対義語です。世俗的・社会的意味での「平等」がどうなったか。合衆国憲法と日本国憲法の参政権をみてみましょう。
アメリカ合衆国憲法の前文は崇高なキリスト教的理念をうたいあげていますが,選挙権に関しては,修正第15条(1870)で人種差別撤廃を制定しています。これは南北戦争の大義(justice)の成文化です。
婦人参政権(選挙権)は,1920年の修正第19条にありますが,これは第一次世界大戦後にヨーロッパのいくつかの国が婦人参政権を認めたことと無関係ではないでしょう。
日本では,「日本国憲法」第14条第1項で「すべて国民は,法の下に平等であって,人種,信条,性別,社会的身分又は門地により,差別されない」とされました。修正第15条と第19条をまとめて言っているわけです。日本国憲法は1946年11月3日公布,1947年5月3日施行です。合衆国憲法では権利(Rights)の平等を言っています。日本国憲法では法の下〔もと〕の平等を言っています。これが「友愛」の項で話題になった国民(女子)の位置づけに関する補足です。
参考文献:阿川尚之『憲法で読むアメリカ史 上下』(PHP新書)

宇三九斎新録 | comments(2)

[001] SNSユーザ1
元々は、仏の下での平等ということなんですね。

いくらきれい事を言っても、現代の大勢を占めている民族というのは、だいたい侵略者の末裔ですな(笑)
日本人を含めて。アイヌと沖縄の人は違うかもしれないけど。

09/10/09 18:07

[002] 宇三九斎
★「もののけ姫」に出てくるアシタカは,アイヌっぽいですね。侵略者の中でのと負け組とアシタカが和解して「また,ここに新しい村を作ろう」というエンディングは,何度みても涙します。
そう言えばベートーベンの第九の合唱の詩(シラーの「歓喜」)も和解がテーマです。

10/01/10 09:16

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